物流倉庫の保管棚(イメージ写真)

Story #03

10年以上前のホームページを見直した物流会社のお客様

ホームページが古いことは分かっていた。でも、相談へ行く方が難しかった

約13分で読めます ※写真はイメージです

10年以上前に作ったホームページを使い続けていた物流会社のお客様。SNS発信の充実をきっかけに見直しを決め、コーポレートサイトを刷新しました。「相談へ行く方が難しかった」と語る、その理由から伺いました。

※ お客様が特定されないよう、属性のみを記載し、内容を再構成しています。写真はイメージです。

ホームページが古いことは、いつごろから気になっていましたか?

ホームページが古くなっていることは、以前から分かっていました。

制作してから、すでに10年以上が経過しています。

当時は特に問題もなく、会社の名前や事業内容が掲載されていれば、それで十分だと思っていました。

日々の仕事は、ホームページがなくても進みます。

荷物は動きます。

取引先との連絡もできます。

求人が必要になれば、求人媒体へ掲載できます。

そのため、

「少し古いけれど、まだ見られるから大丈夫だろう」

「今すぐ作り直さなくても、業務には困らない」

と考え、後回しになっていました。

ホームページを新しくした方がよいとは思っていても、それより先に対応しなければならないことが、毎日のように出てきます。

気づけば、10年以上前に作ったホームページを、そのまま使い続けていました。

SNSを頑張っても、最後にホームページで止まっていました

見直しのきっかけは、何だったのでしょうか?

会社では、マーケティングのコンサルティングを受けていました。

SNSの使い方や、会社の情報をどのように発信するかについても、少しずつ取り組んでいました。

SNSを更新することは、以前より身近になっています。

写真を撮り、文章を考えて投稿する。

会社の日常や仕事の様子を伝える。

それ自体は、少しずつできるようになってきました。

コンサルタントからも、SNSの取り組み自体は評価されていました。

ただ、一つ大きな課題を指摘されました。

「SNSで会社を知った人が、最後にホームページを見ています。そこで古い印象を持たれ、止まっている可能性があります」

SNSの投稿は新しい。

そこから会社に興味を持ち、ホームページを開く。

すると、表示されるのは10年以上前に作ったホームページです。

スマートフォンでは見づらい。

写真も古い。

掲載されている情報も、現在の会社と少し違う。

会社が今どのような仕事をしているのか、どのような人が働いているのかも、十分には伝わりません。

入口であるSNSは整ってきたのに、その先にあるホームページで急に時間が止まっているような状態でした。

SNSは今の会社なのに、ホームページを開くと昔の会社に戻るような感じでした。

それまでは、ホームページが古いことを、見た目だけの問題だと思っていました。

しかし、SNSや広告からホームページを見に来た人が、そのまま離れている可能性があると聞き、初めて営業や採用にも関係する問題だと気づきました。

採用では、会社が選ぶ前に会社が見られていました

特に影響を感じていたのは、どんな場面でしたか?

特に気になっていたのが、採用への影響でした。

物流業界では、人を採用することが簡単ではありません。

求人広告を出せば、すぐに応募が来るわけではありません。

応募があったとしても、面接へ進む前に辞退されることもあります。

会社側は、応募者の経験や人柄を見ようとします。

しかし、その前に応募者も会社を見ています。

求人票を見る。

会社名を検索する。

ホームページを開く。

どのような会社なのか確認する。

この会社で働いて大丈夫か。

長く続けられそうか。

職場の雰囲気はどうか。

応募者は、会社へ連絡する前に、自分なりに判断しています。

「こちらが人を選ぶ前に、もう会社の方が見られているんだと思いました」

SNSは、多くの会社が使うようになりました。

更新していること自体は、以前ほど特別ではありません。

その一方で、ホームページまできちんと整えているかどうかは、会社の姿勢を見る一つの材料になります。

設備や車両に投資する会社でも、ホームページが長期間放置されていると、

「社内の管理も古いのではないか」

「情報が更新されない会社なのではないか」

と見られる可能性があります。

もちろん、ホームページだけで会社の中身が決まるわけではありません。

ただ、まだ会社へ来たことがない人にとって、ホームページは判断材料の一つです。

ホームページを見たところで止まっている人がいる可能性を考えると、もう「古いけれど使えるからよい」とは言えなくなってきました。

制作会社へ相談すること自体に、少し抵抗がありました

必要だと分かってから、すぐに相談へ動けましたか?

ホームページを新しくする必要性は、分かってきました。

それでも、すぐに制作会社へ相談することはできませんでした。

理由は単純で、何を話せばよいのか分からなかったからです。

ホームページ制作について詳しい人が、社内にいるわけではありません。

何ページ必要なのか。

どのような写真を用意すればよいのか。

文章は自分たちで全部考えるのか。

サーバーやドメインはどうするのか。

打ち合わせは何回必要なのか。

完成までに、どれくらい時間がかかるのか。

そもそも、何を聞けばよいのかも分かりませんでした。

「ITに詳しくないので、相談へ行ったら難しいことをたくさん聞かれる気がしていました」

準備不足だと思われるのではないか。

何も考えていない会社だと思われるのではないか。

分からないことを聞いたら、面倒な客だと思われるのではないか。

制作会社へ問い合わせるだけなのに、少し構えてしまいました。

ホームページを作りたいというより、

「古いホームページを何とかしなければいけない」

という状態です。

完成形が頭の中にあるわけでもありません。

そのため、相談する前に自分たちで内容を整理しなければいけないと思い、そこでまた止まっていました。

紹介されたホームページは立派でしたが、100万円を超えていました

他社からの提案も受けられていたそうですね。

コンサルティング会社から、ホームページ制作会社を紹介してもらうこともできました。

実際に制作事例を見せてもらうと、どれも立派なホームページでした。

写真もきれいです。

デザインも整っています。

会社の特徴も分かりやすくまとめられています。

これだけきれいなホームページがあれば、会社の印象も変わると思いました。

ただ、提案された金額は100万円を超えるものでした。

金額に見合うだけの内容なのだろうとは思います。

しかし、すぐに決裁できる金額ではありません。

「良いものなのは分かりました。でも、自分たちが今ほしいものは、ここまで大きなものなのかと迷いました」

何十ページもあるホームページが必要なのか。

大がかりな写真撮影が必要なのか。

高度な機能が必要なのか。

会社として、そこまで多くの情報を発信できるのか。

立派なサイトを作っても、その後に更新できなければ、また同じ状態になります。

高額な提案を断れば、今のホームページを使い続けるしかない。

ただ、今のホームページを放置することにも問題がある。

「100万円以上かけて作るか、何もしないか」

その二択のように感じていました。

一人でホームページを作れるとは思っていませんでした

齋藤に相談したときの、率直な第一印象を聞かせてください。

そんなときに、齋藤さんがホームページを作れるという話を聞きました。

ただ、最初は半信半疑でした。

ホームページ制作は、複数の専門家が集まって行うものだと思っていたからです。

営業担当がいる。

デザイナーがいる。

文章を書く人がいる。

写真を撮る人がいる。

プログラムを書く人がいる。

それぞれが分担しなければ、きちんとしたホームページは作れないと思っていました。

「ホームページを一人で作ることなんて、本当にできるのかなと思っていました」

しかも、会社のホームページです。

個人の趣味のページではありません。

採用や取引にも関わります。

途中で作れなくなったり、うまく表示されなかったりしては困ります。

そのため、最初の打ち合わせでは、率直に聞きました。

「一人で、本当に作れるのですか」

規模によっては、一人でも十分に制作できること。

以前からWordPressに関わってきたこと。

必要に応じて、新しい制作技術も使用できること。

AIを使うことで、文章や構成の検討、制作の効率化が進んでいること。

そうした説明を受けました。

すべてを一人で抱えるというより、必要な道具と技術を使いながら、相談から制作まで一貫して進めるという形でした。

ただ、説明を聞いても、最初から完全に不安がなくなったわけではありません。

実際の画面が出てくるまでは、

「本当に会社のホームページとして使えるものになるのだろうか」

という気持ちは残っていました。

最初に必要だったのは、会社案内を全部作ることではありませんでした

制作にあたって、どんな準備が必要でしたか?

打ち合わせを始める前は、こちらで大量の資料を準備しなければならないと思っていました。

会社の歴史。

事業内容。

採用情報。

社員の紹介。

社長の言葉。

会社の強み。

取引の流れ。

全部を文章にして渡す必要があるのではないか。

写真も、きれいに撮影したものを何十枚も用意しなければならないのではないか。

そう思うと、制作を依頼する前の準備だけでも大変です。

しかし、実際に最初の打ち合わせで聞かれたのは、もっと基本的なことでした。

なぜホームページを変えたいのか。

今、一番困っていることは何か。

採用と営業では、どちらを優先したいのか。

現在のホームページで残したい内容は何か。

今ある写真の中で、使えそうなものはあるか。

新しく撮影できそうな場所や仕事はあるか。

「これくらいの準備で大丈夫なのですか、と何度か聞いたと思います」

最初から完成した文章を用意する必要はありませんでした。

会社について話した内容をもとに、ページの構成や必要な文章を整理してもらえました。

写真についても、最初から完璧な素材を用意するのではなく、

「今ある写真を使う」

「不足している部分だけ、新しく撮る」

「後から差し替えられるようにする」

という形で進められました。

ホームページ制作の準備をするために、別の専門家が必要になるような状態ではありませんでした。

話しているうちに、こちらからも意見が出るようになりました

打ち合わせは、どのように進みましたか?

制作が始まる前は、

「よく分からないので、お任せします」

という気持ちが強くありました。

ホームページのデザインについて、詳しい意見を言えるとは思っていませんでした。

ところが、最初の画面を見せてもらうと、少しずつ考えが変わりました。

実際の形が見えると、

「ここは、この写真の方がよいのではないか」

「この文章は、少し堅すぎるかもしれない」

「採用を考えるなら、仕事の様子も載せたい」

「この色は、会社のイメージと少し違う」

という意見が出てきました。

「何も分からないと思っていましたが、実物を見ると意外と希望が出てきました」

制作前に、すべての要望を言葉にすることは難しいものです。

頭の中に明確な完成形があるわけではありません。

ただ、実際のページを見れば、

「これは合っている」

「これは少し違う」

という判断はできます。

その意見を伝えると、その場で変更の方法を考えてもらえました。

色を変える。

写真を入れ替える。

文章の順番を変える。

採用情報を目立つ場所へ移す。

最初は受け身だった打ち合わせが、次第に一緒に作る時間へ変わっていきました。

分からないことを聞いても、話が止まりませんでした

ITに詳しくなくても、問題ありませんでしたか?

ITに詳しくないため、基本的なことも何度も質問しました。

ホームページは、どこに置かれているのか。

今のドメインは、そのまま使えるのか。

メールに影響はないのか。

公開した後は、誰が更新するのか。

何かあったときは、どこへ連絡すればよいのか。

制作する側にとっては当たり前のことでも、こちらには分かりません。

以前は、基本的な質問をすると、話についていけないと思われるのではないかと心配していました。

しかし、実際には質問するたびに、

「今はそこまで理解しなくても大丈夫です」

「こちらで確認する部分です」

「会社側で必要なのは、この情報だけです」

と、役割を分けて説明してもらえました。

「全部を理解しなくても、こちらが判断しなければならないところだけ分かればよいのだと気づきました」

分からないことをなくしてから相談するのではありません。

分からないから相談する。

本来はそのための打ち合わせなのだと思えるようになりました。

必要だったのは、100万円のサイトか、古いサイトかという二択ではありませんでした

費用については、どう折り合いをつけましたか?

ホームページ制作について調べていると、さまざまな価格のサービスがあります。

格安のものもあります。

100万円を超えるものもあります。

価格だけを見ると、何が正しいのか分かりません。

安いものを選び、使えないサイトになっても困ります。

高いものを選び、必要のない機能まで入っても困ります。

今回分かったのは、大切なのは価格の高低だけではなく、自分たちの会社に何が必要なのかを整理することでした。

今の会社に必要なのは、

スマートフォンで見やすいこと。

現在の事業内容が分かること。

採用を考えている人が、会社の雰囲気を確認できること。

問い合わせ先が分かること。

SNSや求人広告から来た人が、不安を感じずに次へ進めること。

まずは、その部分でした。

大規模な機能や大量のページは、必要になったときに追加することもできます。

最初からすべてを入れる必要はありませんでした。

「立派すぎるものではなくても、今の会社に必要なものをきちんと作ればよいと分かりました」

高額な提案を受け入れられないから、ホームページを作れないわけではありません。

一方で、価格だけを優先して、とりあえず形だけ作ればよいわけでもありません。

会社の現状と目的に合わせて、必要な範囲を決めるという方法がありました。

ホームページを変えることは、会社の見え方を整えることでした

制作を通じて、社内に変化はありましたか?

最初は、見た目が古いホームページを、新しいデザインに変えるだけの話だと思っていました。

しかし、制作のために会社のことを話していくと、もっと広い意味があると気づきました。

自分たちは、どのような仕事をしている会社なのか。

どのような人に来てほしいのか。

仕事のどこに強みがあるのか。

今後、どのような会社になりたいのか。

ホームページへ掲載する内容を考えることは、会社の説明を整理することでもありました。

普段は当たり前に行っている仕事も、外部の人には伝わりません。

社員には分かっている会社の特徴も、初めて見る人には分かりません。

それを言葉や写真にしていくことで、自分たち自身も会社の見せ方を考えるようになりました。

「ホームページを新しくするというより、会社として何を伝えるかを整理した感じでした」

制作が進むにつれて、こちらからも、

「この仕事は載せた方がよい」

「こういう人に入社してほしい」

「会社の雰囲気は、もう少し柔らかく伝えたい」

という話が増えていきました。

最初は相談へ行くことさえ難しいと思っていました。

それが、作り始めると、ホームページをどのように使っていくかまで考えられるようになりました。

相談へ行く前に、答えを用意する必要はありませんでした

最後に、同じように悩んでいる会社へメッセージをお願いします。

ホームページが古い。

採用に影響しているかもしれない。

SNSや広告から来た人が、途中で離れている気がする。

でも、何を変えればよいのか分からない。

そのような状態でも、相談はできました。

ホームページのページ数を決めていなくてもよい。

文章を全部書いていなくてもよい。

きれいな写真がそろっていなくてもよい。

専門用語を知らなくてもよい。

まずは、

「今のホームページについて、どこが気になっているのか」

「これから、誰に会社を見てもらいたいのか」

という話から始められました。

私たちが相談をためらっていた理由は、ITが難しいからだけではありません。

相談するための準備ができていないと思っていたからでした。

けれど、実際には、その準備から一緒に考えてもらうことができました。

何を準備すればよいか分からない人ほど、まず相談してよいのだと思います。

ホームページが古いことに気づいていても、すぐに業務が止まるわけではありません。

そのため、どうしても後回しになります。

ただ、表面上は何も起きていなくても、見えないところで、求職者や取引先の候補が離れている可能性があります。

必要に迫られてから慌てるよりも、気になった段階で一度話してみる。

私たちのホームページ制作も、そこから始まりました。

Message

制作担当者からのひとこと

制作担当 齋藤

「何を準備すればいいか分からない」——ご相談は、そこからで大丈夫です。今回も、最初にあったのは完成イメージではなく「古いままではまずい気がする」という感覚だけでした。

現状のホームページと会社の目的を整理するところから始めれば、必要な規模も費用もおのずと見えてきます。SNSや求人から来た方が、不安なく次の一歩へ進める。まずはそこまでを、確実に作ります。

齋藤CROSS / ACCELERATE

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