チョークアートの作品制作と教室運営をされているお客様。一度目のホームページ制作で感じた「伝わらなさ」を経て、ECサイトの制作をご依頼いただきました。依頼前の不安から、公開後のお付き合いまでを伺いました。
※ お客様が特定されないよう、属性のみを記載し、内容を再構成しています。写真はイメージです。
以前、別の会社でホームページを作られたことがあるそうですね。
ホームページを作りたいと思っても、制作会社へ相談するのは少し勇気がいります。
何を準備すればよいのか分からない。
自分の希望をうまく説明できるかも分からない。
専門的なことを聞かれても、正直、答えられる気がしない。
それでも以前、思い切ってWeb制作会社へホームページ制作をお願いしました。
最初に相談した営業担当の方は、とても感じのよい方でした。
こちらの話を丁寧に聞いてくれて、
「大丈夫ですよ」
「そのようなこともできますよ」
と安心させてくれました。
ホームページ制作について何も分からなかった私にとって、その言葉は心強いものでした。
「この会社なら、分からないことも相談しながら進められそう」
最初は、そう思っていました。
制作が始まると、最初の話と少しずつ違ってきました
実際の制作は、どのように進みましたか?
ところが、実際に制作が始まると、最初に営業担当の方と話していたときとは、少し感覚が違いました。
こちらが、
「この作品をもう少し大きく見せたいです」
「教室の雰囲気が伝わるようにしたいです」
「この部分を少し変えることはできますか」
と相談しても、制作上の制約があり、思うように変更できないことがありました。
完成後に文章や写真を少し変えたいと思っても、
「その部分はテンプレートなので変更できません」
「その配置は変えられません」
と言われることもありました。
大きく作り直したいわけではありません。
少し写真の位置を変えたい。
もう少し作品が目に入るようにしたい。
文章の言い回しを、自分らしいものにしたい。
ただ、それだけでした。
それでも、実際に作る段階になると難しいと言われることがありました。
また、制作が進むにつれて、連絡も少しずつ取りづらくなりました。
最初はすぐに返ってきていた返事も、だんだん間が空くようになりました。
完成後は、何かを相談しても事務的なやり取りが中心になり、最初の頃のように気軽に話せる雰囲気ではなくなってしまいました。
営業担当者と開発者では、見えているものが違うと気づきました
振り返ってみて、何が原因だったと思いますか?
一度目の制作を経験して、後から分かったことがあります。
それは、営業を担当する人と、実際にホームページを作る開発者では、見えているものや持っている知識が違うということでした。
営業担当の方は、こちらの不安を聞き、安心させることが得意です。
「大丈夫です」
「できます」
と言ってもらえると、依頼する側としては安心できます。
ただ、その人が実際にホームページを作るわけではありません。
どこまで変更できるのか。
どのような作り方なら、後から修正しやすいのか。
こちらの希望を実現するには、どのような仕組みにすればよいのか。
そうした技術的な部分については、実際に制作する人でなければ判断できないことがあります。
逆に、開発者の方は技術には詳しくても、依頼者が何に困っているのか、どのような雰囲気にしたいのかという話まで踏み込んで聞く機会が少ないこともあります。
こちらは営業担当の方へ希望を伝えます。
営業担当の方が、その内容を開発者へ伝えます。
そして、開発者が実際のホームページを作ります。
その間に人が入るほど、こちらの言葉や感覚が少しずつ変わって伝わることがあります。
最初の打ち合わせでは「できます」と聞いていたことが、制作段階になると「難しい」と言われる。
こちらが大切だと思っていた部分が、制作する人には十分に伝わっていない。
そんなことが起きるのは、誰かが不親切だったからとは限りません。
営業担当者と開発者の役割が分かれていて、その間に少し温度差があったのだと思います。
「営業の方は、とても親切でした。けれど、実際に作る方とは直接話す機会が少なかったので、私が大切にしていた感覚までは伝わりにくかったのかもしれません」
一度目のホームページ制作では、その違いを十分に理解していませんでした。
ホームページ制作を頼むときは、感じよく話を聞いてもらえることだけでなく、相談した内容を技術的にどう実現するのかまで、その場で考えられる人かどうかも大切なのだと分かりました。
華やかなホームページを作りたいわけではありませんでした
次にECサイトを作ると決めたとき、どんなサイトを求めていましたか?
次にECサイトを作ろうと考えたとき、一般的なWeb制作会社へ相談することには、少し抵抗がありました。
制作会社の事例を見ると、どれも華やかで、きれいで、完成度の高いホームページが並んでいます。
もちろん、そうした見せ方が必要な事業もあると思います。
ただ、私が作りたかったのは、必要以上にきらびやかなホームページではありませんでした。
大がかりな撮影をして、特別な素材を大量に準備して、広告のようなページを作りたいわけでもありません。
チョークアートの作品を、きちんと見てもらいたい。
教室ではどのようなことをしているのか知ってもらいたい。
私がどのような思いで活動しているのかを伝えたい。
そして、作品や教室に興味を持った方が、安心して問い合わせられるようにしたい。
求めていたのは、そういうホームページでした。
「すごく豪華なホームページにしたいわけではないんです。必要な情報がきちんと載っていて、私の作品や教室の世界観が伝わるものにしたかったんです」
チョークアートには、作品ごとに色や雰囲気があります。
明るく楽しい作品もあれば、少し落ち着いた作品もあります。
教室についても、技術だけを学ぶ場所というより、作品を作る時間そのものを楽しんでもらいたいという思いがありました。
その感覚を無視して、一般的なテンプレートへ写真と文章を当てはめるだけでは、自分の活動とは少し違うものになってしまいます。
だからこそ、次にお願いする人は、きれいなデザインを作れるだけでなく、こちらの話を聞き、その内容を実際のサイトへ反映できる人がよいと思っていました。
話を聞く人と、実際に作る人が同じでした
齋藤へ相談してみて、進め方に違いはありましたか?
齋藤さんへ相談したとき、最初からすべてが決まっていたわけではありません。
どのようなページが必要なのか。
何を掲載すればよいのか。
ECサイトで、どこまでできるようにするのか。
自分の中でも、まだ曖昧な部分がありました。
制作会社へ相談するなら、こちらで要望をきれいに整理しておかなければいけないと思っていました。
けれど、実際には話をしながら、一つずつ整理していく形でした。
どのような作品を作っているのか。
どのような方が教室に来ているのか。
これから作品販売を増やしていきたいのか。
教室の申し込みにつなげたいのか。
ホームページを見た方に、どのような印象を持ってもらいたいのか。
質問に答えていくうちに、自分でも曖昧だった考えが少しずつ整理されていきました。
そして、前回との大きな違いは、話を聞いている人が、そのまま実際の制作も担当していることでした。
こちらが、
「このように見せたいです」
と話すと、その場で、
「その形なら、このような作り方ができます」
「ここは後から変更しやすいようにしておきましょう」
「その方法だと少し使いづらくなるので、こちらの方がよいと思います」
と、制作上のことまで含めて話が進みました。
できることはできる。
難しいことは、なぜ難しいのかを説明する。
別の方法がある場合は、その方法を提案する。
営業担当者へ説明した内容が、別の開発者へ伝わるのを待つ必要もありませんでした。
こちらが伝えた言葉を、その場でサイトの構成や機能へ置き換えてもらえるので、話が進みやすく感じました。
話を聞いてくれる人と、実際に作る人が同じだと、こんなに進めやすいんだと気づきました。
ただ話しやすいだけではありません。
ただ技術に詳しいだけでもありません。
こちらの考えを聞くコミュニケーションと、それを実際に形にする開発の知識の両方がある。
その両方を持っている人だからこそ、こちらの曖昧な言葉も、実際のホームページへつなげてもらえたのだと思います。
「まだ決まっていない」状態でも相談できました
専門的な知識がなくても、打ち合わせは進みましたか?
こちらが専門的な言葉を知らなくても、問題ありませんでした。
「この感じは少し違う気がします」
「もう少し作品を大きく見せたいです」
「この色は、私の教室には少し強いかもしれません」
そのくらいの言葉でも、意図を確認しながら調整してもらえました。
何かを変えたいときにも、
「できます」
と返事をするだけではなく、
「どのように見せたいですか」
「この部分だけを変えるのか、全体の雰囲気も合わせるのか」
と、もう一歩踏み込んで聞いてもらえました。
最初は、そこまで細かく希望を持っていたわけではありません。
しかし、実際の画面を見ながら話していると、こちらからも自然に意見が出るようになりました。
「この作品も載せたいです」
「こちらの写真の方が、教室の雰囲気が伝わりそうです」
「この文章は、もう少し普段の言葉にできますか」
「この部分は、後から自分でも変更できますか」
最初は、ホームページについて何を話せばよいのかも分かりませんでした。
それが、画面を一緒に見ながら進めるうちに、少しずつ自分のホームページになっていく感覚がありました。
最初から全部決めておかなくても、話しながら考えていけばよいのだと思えました。
ホームページ制作は、誰と話すかも大切でした
制作を終えて、依頼先の選び方について感じることはありますか?
一度目のホームページ制作では、会社の規模や実績を見て依頼先を選びました。
けれど、実際に経験してみると、ホームページの出来栄えだけではなく、制作中に誰と話すのかも大切でした。
営業担当者へ希望を伝え、その内容を別の開発者が作る形が悪いわけではありません。
大きな制作会社では、役割を分けることで、高い品質のサイトを作れる場合もあります。
ただ、小さな活動や個人の世界観をサイトへ反映したい場合には、役割が分かれていることで、こちらの微妙な感覚が伝わりにくくなることもあります。
「もう少し柔らかい感じにしたい」
「派手ではなく、作品を丁寧に見せたい」
「教室の温かい雰囲気を伝えたい」
こうした希望は、数字や仕様書だけでは表しにくいものです。
だからこそ、こちらの言葉を聞く人と、実際に作る人との距離が近いことが、想像していた以上に重要でした。
話を聞いてくれる。
こちらの考えを整理してくれる。
その場で技術的な判断ができる。
実際に手を動かして形にしてくれる。
この流れが一人の中でつながっていたことが、今回の制作が進めやすかった理由だと思います。
完成した後も、普通に話せる関係でいたかった
公開後のお付き合いは、いかがですか?
ホームページは、完成した瞬間がゴールではありません。
活動を続けていれば、掲載したい内容も変わります。
新しい作品が増えることもあります。
教室の開催方法を変えることもあります。
販売したい商品が増えることもあります。
そのたびに、
「こんなことを聞いてもよいのかな」
「また断られたらどうしよう」
と気を遣う相手では、相談しづらくなってしまいます。
今回、ホームページ制作が一段落した後も、齋藤さんとの付き合いは続いています。
サイトの修正や運用について話すだけではなく、地域で何か新しい取り組みができないか、コミュニティを作れないかという話もするようになりました。
最初から、そこまで考えていたわけではありません。
ホームページをお願いしたことをきっかけに、お互いの活動について話す機会が増え、その先の話へつながっていきました。
「作ってもらって終わりではなく、その後も普通に相談できるのがありがたいと思っています」
地域でWebサイトを作れる人を探しても、なかなか見つからないことがあります。
制作会社は見つかっても、実際に誰が作るのか分からない。
自分の話が、制作する人まできちんと伝わるのか不安。
まだ考えがまとまっていない状態で相談してよいのか迷う。
そのような方もいると思います。
私も、最初は同じでした。
「華やかなホームページが欲しいわけではない」
「自分の活動や世界観を、きちんと伝えたい」
「相談した内容を、そのまま制作へ反映してくれる人にお願いしたい」
「完成後も、普通に話せる関係でいたい」
そう考えている方にとっては、営業と制作の間に何人も入る会社だけでなく、相談から制作まで一貫して対応してくれる人へ頼む方法もあります。
私の場合は、その方がずっと話しやすく、制作も進めやすいと感じました。